良い日焼けと、悪い日焼け

日焼けには「サンタンニング」と「サンバーン」の2種類があります。
日本ではサンタンニングもサンバーンも区別することなく、一緒に「日焼け」といっていますが、肌に与える影響はまったく違います。
point01良い日焼けと、悪い日焼け

○ サンタンニング(小麦色の肌)

サンタンニングは皮膚が「褐色に色づいた状態」の日焼けをいいます。褐色の肌はメラニン色素によってもたらされます。メラニン色素は、紫外線が皮膚の深部に浸透するのを防いで、紫外線のエネルギーから、皮膚の細胞とそのDNA(遺伝子)を保護する役目をします。 上手にサンタンニングするには、初めは日差し(紫外線)の弱い時間帯を利用し、日差しの強い時には一回の照射時間を短めにして、間隔をあけながら徐々に肌色を作っていきます。
point02良い日焼けと、悪い日焼け

× サンバーン(ヤケド日焼け)

サンバーンは皮膚が「ヤケド」した日焼けをいい、皮膚にマイナスな日焼けです。肌色が白く、角質の薄い人は、紫外線に対する皮膚の防衛能力が低いために、急に日焼けすると肌がヤケドして炎症を起こします。
ヤケドで死んだ表皮細胞は、やがて剥がれ落ちますが、サンバーンはシミの原因にもなります。また炎症を起こしたままで、強い日差しを繰り返して浴びると、皮膚ガンのリスクが生じる恐れがあります。

紫外線に対する皮膚の防衛能力は、肌色の濃さと角質の厚さが決め手です。
マシーンタンニングは、安全にメラニン色素を生成して、また皮膚も強化してくれます。
褐色の肌は真っ白な肌に比べて、紫外線に対する皮膚の防衛能力10倍以上も強化してくれます。
バカンスの前にあらかじめタンニングしておくと、太陽によるヤケド日焼けがしにくくなります。